2009-07-06 第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
つまり、だれかが犯罪的意図を持って自分の子供を手に掛ける、その結果脳死を誘発しようというように思った場合、それは方法論として極めて難しくなってくると思うんですね。なぜなら、頭部外傷をつくるということになりますと、脳死状態が誘発されたということであれば呼吸も当然止まりますから、救命救急の段階で恐らく心肺停止になってしまう確率が高いだろうと思うわけでございます。
つまり、だれかが犯罪的意図を持って自分の子供を手に掛ける、その結果脳死を誘発しようというように思った場合、それは方法論として極めて難しくなってくると思うんですね。なぜなら、頭部外傷をつくるということになりますと、脳死状態が誘発されたということであれば呼吸も当然止まりますから、救命救急の段階で恐らく心肺停止になってしまう確率が高いだろうと思うわけでございます。
しかしながら、だからといって何も犯罪的意図を持ってやったのではないのです。いわゆる不可抗力——そこにこのような不祥事件を起す原困があったかもしれませんが、それらについては、身柄を自由にして一刻も早くそれらの人々の真相を糾明して、そして事故、ひいてはその立場を明らかにしていくということが、私は社会に報いる道でなければならぬと思うのです。
こういうことでありまして、この間一つも悪意もなければ犯罪的意図はないのであります。その点で今の犯罪的な問題としての御指摘の点は御了承願いたい、こう思つております。